診療放射線技師の仕事は辛い!けれども生涯を通して成長できる仕事!!

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2019年03月11日

コメディカルコラム
診療放射線技師とは

診療放射線技師は、医師の指示のもと放射線を人体に照射する医療技術者です。国家資格に合格し、厚生労働省による免許を得て資格を取得します。放射線を扱う権利があるのは、医師とこの診療放射線技師のみです。

高度な技術や医師の指示に従い的確な対応も必要とされるので、責任や精神的負担も伴う職業であると聞いたことがある方も多いかもしれません。しかし、診療放射線技師はやりがいもあり、医療現場において今後も必要不可欠な存在です。
今回はそんな診療放射線技師の仕事や給与などについて解説します。

「チーム医療」としてハイレベルの能力が求められる

「チーム医療」は様々な専門分野の医療技術者が連携して患者のケアやサポートを行うことですが、検査や診断、治療やリハビリの一連の流れに携われるのは、国家資格所有の専門職の人のみです。診療放射線技師には、そんなチーム医療の中でハイレベルの能力が要求されます。

チーム医療の理念として、高い技術や専門性の追求はもちろん、患者の精神面や社会面を考えたサポートも近年重要視されています。それは診療放射線技師にも求められています。以下で詳しくみていきましょう。

チームの中での重要性

診療放射線技師の仕事は「検査」を中心に「治療」も行います。最先端の医療機器を用いて放射線を扱い、高度医療を支える知識や技術が必要とされます。
検査においては医師からの依頼に対し、限られた時間の中で的確に対応することが第一です。

それだけでなく、がんの治療をする放射線治療においては、患者の緊張を解きほぐし不安を和らげるケアも大切です。ただ業務を淡々と行うだけではなく、細かな気遣いやコミュニケーション能力が求められます。
医師や看護師と連携し、患者さんへの声掛けでケアを行いながらも責任を持ち安全に検査や治療を行う重要な役割を担います。

レントゲン撮影のスキルやCT・MRI・超音波などの機器を扱うスキル

放射線の検査は主にレントゲン線(X線)撮影を行いますが、その他にも放射線を使わず人体内部の様子を調べるCT、MRI、超音波など様々な高度医療機器を使用するスキルが必要です。

がんの検査では、ラジオアイソトープ(放射性同位元素)を使用し体内の状況を対外から測定して診断を行います。検査だけではなく、がん治療として放射線治療も行います。マンモグラフィという乳がんの早期発見の検査も診療放射線技師の仕事で、撮影には他の検査に比べより高度な技術が必要とされます。
このように活動範囲が広いため、様々なスキルが必要です。

診療放射線技師も診断ができるぐらいのレベルが必要

診療放射線技師には、医療機器を使いこなし撮影するだけではなく、撮影することで患者がどのような状況かを理解できるレベルが求められます。
病気の発見に関わる重大な業務で、微細なポジションのズレでも診断や治療に影響が出るため常に注意が必要です。

ミスによる撮り直しも避けなくてはいけないので、最初は特にプレッシャーがあるでしょう。学校で教わった内容ですぐに撮影に慣れるわけではなく、医師に求められた内容を理解し正確に応えるには時間をかけて経験を重ねなくてはいけません。チーム医療としての意識を持って努力することにより、腕が磨かれていきます。

放射線技師のやりがいとは?

放射線技師のやりがいとは
専門性が高く責任も大きい診療放射線技師の仕事は、精神的負担がかかり辛いと感じることも多いと言われます。その反面、仕事を通して得られるものも大きくなっています。どのようなやりがいがあるかをいくつか紹介します。

患者に寄り添った検査・治療を行うことで感謝してもらえる

患者へ精神面でのケアをしながら寄り添って検査や治療を終えた際に、「不安だったけど安心して受診できた、ありがとう」等と感謝の気持ちを伝えられることがあります。こうした経験により、相手の役に立てたという思いや、チーム医療に貢献しているという自信がわく人が多いようです。

技術が上がり医師から信頼されるようになる

初めは医師との連携も難しく、撮影や患者のケアだけでも手一杯になりますが、経験を重ねていくうちに技術も上がっていきます。医師のイメージ通りの画像が撮影できて褒められた時や、連携が取れるようになり信頼関係が生まれた時にもまたやりがいを感じるでしょう。

最新の医療機器に触れながら技術を高めていける

高度医療において医療技術が発達していく中で、診療放射線技師は最新の機器に触れることができます。最先端の医療に関われるのは診療放射線技師の特権です。学会や研修会により新しい知識も増え、長く続けていく上で成長を感じられるでしょう。

診療放射線技師の年収・給料

やりがいがあることはわかっても、どれだけ稼げる仕事なのかもやはり気になるところです。以下では、診療放射線技師の給与についてみていきましょう。

診療放射線技師の平均年収は?

厚生労働省の統計によると、診療放射線技師(平均年齢:38.1歳)の平均月収は34.77万円、平均賞与は86.13万円となっています。[注1]
この平均月収×12ヵ月に平均賞与を足すと、平均年収はおよそ503万円となります。

[注1]厚生労働省:平成29年度賃金構造基本統計調査
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003084610

他の医療職と比較すると?

医療職の中では医師や薬剤師が年収において上位となりますが、診療医療技師の平均年収は看護師よりも高く、医療業界において高収入の職種となっています。

将来性

放射線に関する医療技術は日々進歩しており、業務の範囲は拡大していく見込みがあります。専門職の中でも活躍の幅は広い方で、技術者の需要は高く必要不可欠な存在です。

まとめ

診療放射線技師は、チーム医療において高度な技術だけではなく、医療技術者や患者とのコミュニケーションも必要とされ、責任の大きい仕事です。その分辛いことも少なくないかもしれませんが、やりがいがあり仕事を通して成長を感じられ、高い給与を得ることも可能です。興味のある方は、検討してみましょう。


このコラムの監修者

株式会社エリメントHRC

キャリアアドバイザー

児山 亜樹(こやま あき)

都内私立大学卒業後、金融機関に入社し、金融コンサルタントとしてビジネスマン・経営層(役員クラス)に対し、運用商品の営業に従事。その後、医療業界特化のサーチファームであるエリメントHRCに転職し、現在までに1000名以上の医療従事者の転職支援を行っている。営業、専門職、医療有資格者など多岐に渡る人材をサポートし、特に看護師・放射線技師等のコメディカル人材の【病院⇒企業】への転職サポートに強みを持つ。

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