スキルアップのための転職~理学療法士(PT)が転職する際に押さえたい4つのこと

2019年01月31日

コメディカルコラム
医学療法士の転職ポイント

年々需要が高まっている理学療法士(PT)。従来の医療施設や一般企業の他に、少子高齢化に伴って、介護施設などで活躍の場が増えています。転職については、売り手市場ともいえるでしょう。キャリアやスキル・収入アップはもちろん、より自分に合った職場へ転職するためには、どんなことに気をつけておけばいいのでしょうか。

理学療法士の平均年収は約404万円(平成27年)

理学療法士(PT)の収入はここ数年、増加傾向にあります。平成27年度の統計では、男女合わせた平均年収は約404万円

男女で比較すると女性の平均年収が低めになっていますが、これは女性のほうが出産などで離職する率が多く、平均年齢が低いことが理由として挙げられます。とは言え、理学療法士は国家資格のため、比較的復帰や転職がしやすい職種になっています。

なお、理学療法士の収入は大きな医療施設に勤めたからといって高いとは限りません。
ただし手当や福利厚生、昇給システムなどは病院によって異なってきますので、就職・転職前にはそれらの内容も念入りにチェックしておくことが大切です。

理学療法士の転職で成功する4つのポイント

転職することを決めたら、以下のポイントを押さえてまずは自分を振り返り、準備を進めることが大切です。履歴書や職務経歴書を書くにも、面接で受け答えをするにも、これまでの経験とこれからのイメージが重要になってきます。

1. 自身のキャリアを振り返り、転職する理由や目的を明確にする

転職には面接がつきものです。理学療法士に限らず、面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが「転職しようと思ったきっかけは何ですか?」という質問です。

これにしっかり答え、信頼してもらうためにも「自分はなぜ転職したいのか」を深掘りし、きちんと整理しておきましょう。面接のイメージトレーニングにも役立ちます。

2. 自分自身が何を求めて転職をするのか、条件を優先順位付けする

給料や待遇アップを求めて転職するのも良いですが、まずはキャリアプランを考えたうえで、理想の条件を書き出すことが大切です。

例えば、

  • ○年後にこのくらいの収入を得たい
  • 〇〇の経験を積んでキャリアアップしたい
  • 家族と過ごせるよう休日は土日固定がいい

というような、具体的なイメージを作っておきましょう。

そうすることで、転職先にどのような条件を求めるのか、最も優先したい点は何か、ということも分析できます。

3. 臨床現場にこだわるのではなく幅広い選択肢を持って探す

理学療法士の職場は、病院やクリニックだけではありません。保健所や介護施設、障害者福祉センター、特別支援学級など、年齢や性別を問わずさまざまな転職先が考えられます。

転職を考えるならこれまでと同じタイプの職場だけでなく、他にどのような職場があるかもしっかり調べ、理学療法士として、どのような分野に挑戦したいかを整理しましょう。

これまでと違うタイプの職場に転職を希望する場合は、前職と比較してどのような共通点・差異があるか、念入りに調べておくことをおすすめします。

4. 職場の雰囲気を実際に確かめにいく

交通経路の確認や施設の雰囲気をつかむためにも、応募前には一度現地へ行ってみましょう。

近年、転職希望者に向けて事前見学を受け付けているところも増えてきています。興味のなかった職場も、調べたり見学してみると新たな選択肢に加わるかもしれません。

求人の中には「見学可能」と書かれている場合もありますので、そういった職場は積極的に見学させてもらいましょう。持ち物の確認もお忘れなく。

施設によっては、上履きや白衣が必要なこともあります。また、「面接の前なら見学可能」というケースもあるため、その場合は履歴書なども用意しておきましょう。

転職に失敗してしまうケース

上述したポイントがあいまいなまま採用されてしまうと、本人にとっても職場にとっても良い結果にはなりません。再度転職することになり、お互いに二度手間になってしまうリスクが高まります。

そうならないためにも、自分の中で譲れない条件をしっかり決めておく、キャリアアップの道筋をイメージするなどして、後悔のない転職をしましょう。

また、あまりにも収入アップに固執して、1年未満など短期間での転職を繰り返す……というのも考えものです。これは理学療法士に限りませんが、履歴書の時点で悪印象を与えてしまいます。雇用側の問題や家庭の事情でもない限り、短期間で複数回の転職は避けましょう。

まとめ

さまざまな職場で働ける理学療法士。選択肢が幅広いからこそ迷ってしまうこともあるかもしれません。まずは「自分が何をやりたいのか」「最優先の条件は何か」を軸にして求人を絞り込んでみましょう。

迷った場合は、友人や先輩・後輩、転職エージェントなどに意見を聞いてみるのも手です。話しているうちに、道筋が見えてくるかもしれません。後悔のない転職をするために、さまざまな角度から下準備をしていきましょう。