薬剤師のUターン転職を成功させるためのポイント

2019年02月02日

薬剤師コラム
薬剤師のUターン転職

薬剤師になって数年後に転職を考える方は多いもので、転職先の候補としてよくあるのがUターンやIターンになります。
薬剤師がUターンやIターンするメリットやデメリットを踏まえた上で、Uターンを成功させるためのポイントをご紹介します。

Uターン転職とIターン転職の違い

Uターン転職とIターン転職の違いは転職者が地方出身かそうでないかです。言葉は似ていても、UターンとIターンでは目的が少し異なります。

Uターン転職

Uターン転職とは、元々地方に住んでいる方が、進学や就職で地方を離れて都心で勉学や仕事に励んだ後に故郷に戻って働くことです。

Uターン転職を考える人は地元へ貢献したい方や年収アップを考える方がいらっしゃります。

Iターン転職

Iターン転職とは、都市部出身の方が都心で就職し、その後地方に転職し働くことです。
Uターンと違って馴染みのある場所で働くのではなく、都心から地方へ仕事のやりがいや新しい環境を求めて転職する方がいらっしゃります。

薬剤師のUターン・Iターンのメリット

薬剤師がUターンやIターンで転職するメリットは自然豊かな地方で家族とのんびり過ごすことができ、地域の人びとと深く関われることです。

家族と過ごす時間が増える

地方で働くことによって、これまで都心で働いていた時には得られなかった家族との時間が増えるかもしれません。

ただ、地方によってはむしろ勤務時間が増え、家族と過ごす時間が減る可能性もあります。地方で薬剤師が不足しているところでは1人に対する仕事量が大きくなってしまい、結果として働く時間が伸びてしまうのです。

自然に囲まれた土地で暮らすことができる

自然に囲まれた土地で暮らすことができるのは地方ならではの魅力です。

都心でも自然に囲まれた土地がないわけではありませんが、都心の多くは周囲が商業施設やビルなどで囲まれています。自然に囲まれた生活は空気がおいしく、新しい趣味などを発見するかもしれません。

地域医療の担い手として深く地域に関わることができる

地方では地域医療が必要不可欠です。高齢者の多い地方では在宅医療を受けている患者が多く、薬剤師が患者さんの自宅に訪問して服薬指導や薬歴管理などすることもあります。

薬剤師が地域医療に携わることで患者さんと医師の間をサポートし、地域医療の担い手という立場で地域に深く関われます。患者さんを身近で助けていきたいと思っている方には適しているでしょう。

薬剤師のUターン・Iターンのデメリット

薬剤師がUターンやIターンするデメリットは薬剤師としてできる仕事の幅が狭く、高齢者な患者さんばかり相手にしなければいけません。何より、都心に比べて地方は生活面で不便なことが多いです。

地方では転職先の職種の幅が少ない

地方では薬剤師が不足しているのと同時に転職先の選択肢が少ないのも現状です。病院や薬局、ドラッグストアなどの仕事はあっても、製薬会社のような一般企業はほとんどありません。

また、地方よりも都心の方が最先端の医療に関わることができるので、スキルアップという点では伸び悩むことになります。

患者さんが高齢者ばかり

地方では患者さんの多くが高齢者となる場合もあります。高齢者の患者さんの中には世間話が好きな患者さんもおり、コミュニケーションが苦手な薬剤師にとっては苦痛と思うかもしれません。

都心に比べると生活が不便

地方は都心に比べると生活のあらゆることが不便です。Uターンの場合は馴染みがあるので多少の不便で済みますが、Iターンの場合はとにかく不便でしかありません。

お店の数や交通の便の悪さなど、生活に慣れるには時間がかかるでしょう。

薬剤師が地方で働くことは在宅医療の点からクローズアップされている

薬剤師が地方で働くことがクローズアップされるのは、都心よりも患者さんと接する時間が長くなり、今後増加すると予想されている在宅医療が地方では必要不可欠だからです。

地方では高齢者の方の比率も高く関わりが強い

地方では都会よりも高齢者の割合が高く、患者さんの多くが高齢者となる地方もあるぐらいです。

高齢者の中には薬局などに訪れるのが困難な患者さんもおり、そのような方には在宅医療を提供します。

在宅医療は患者さんと薬剤師の間の信頼関係が重要で、コミュニケーションを通して患者さんとの関りが強くなるのは地方薬剤師における特徴の1つです。

患者さんと接する時間も長く、個人ごとに服薬指導ができる

どうしても都心の場合は患者さんが多く、一人ひとり長い時間をかけて接客することができません。一方、地方の場合は患者さんが都心ほど多いわけではないため、一人ひとり時間をかけて患者さんに合わせた服薬指導をすることができます。

まとめ

薬剤師がUターン転職を成功させるには転職目的を明確にすることです。
地方で働く目的がある方はいいかもしれませんが、目的のない方が地方に転職しても転職成功とはなりませんよね。地方が自分に合っているか仕事や生活面で考えることが必要です。