薬剤師が転職するベストなタイミングって知ってる?一番有利な時期に転職する方法とは

2019年01月31日

薬剤師コラム
薬剤師の転職時期で有利・不利

自らの技術向上と年収アップを目的に、転職を考えている薬剤師も多いのではないでしょうか。

何事にも潮時というものがあるように、転職にもタイミングというものがあります。

今回は、薬剤師が転職するにあたってベストな時期とタイミングについて解説します。

薬剤師の転職にベストな時期・タイミング

転職する薬剤師は、ボーナスが支給された直後や、求人数が増加する時期に急増するようです。

転職を考えるべき年齢

薬剤師にとって、転職に適した年齢というものがあります。

大学の薬学部を卒業してから5年程度たった、29歳くらいが採用する側にとっても好ましい年齢とされています。

民間企業では社会人としてのマナーを身につけ、実務経験を積んで脂がのりだす頃です。

企業の側も、会社の行く末を託すのに足る、伸びしろのある年齢とみなすようです。

また新卒と違って、この年齢であれば一から社員教育するコストも省けるので、好都合と言えるでしょう。

そして未経験者を採用できるぎりぎりの年齢層でもあるのです。

一方、30代は薬剤師として十分な実務経験があるため、転職による年収アップが期待できる年齢ともいえます。

求人が増えてライバルが少ない時期

一年を通して企業の求人数が増えるのは、1月から3月にかけてです。

企業側では新卒・中途採用を問わず、4月入社の方が都合はよく、退職者数も12月にボーナスを貰った後に増えるので、この時期に採用枠が拡大するようです。

通常はあまり見られない好待遇の案件も、1~3月に集中します。

ただその頃は、当然ながらライバルの数も増えることになります。

好条件の求人には、応募が殺到することでしょう。

転職時期を1~3月の時期に定めたら、逆算して11~1月ぐらいから転職サイトで薬剤師の求人を捜し、転職コンサルタントに相談するようにしておきましょう。

ボーナス支給後のタイミング

サラリーマンでも、ボーナスを貰った後すぐに退職するケースは一般的です。

ただこれは、経営者の側もわきまえていて、就業規則に「退職直前にはボーナスは支給されない」旨を明記している会社もあります。

これは退職者数を一時期に集中させないための、会社側の処置です。

ボーナスが支給される条件は、就業規則で事前に確認しておきましょう。

また、個人経営の薬局では、就業規則さえないところもあり、経営者の判断で支給を見合わせる場合もあり得ます。

そうならないように転職スケジュールは早めに作成し、ボーナスを貰えるように予め交渉しておきましょう。

転職活動は在職中がおすすめ

転職を決意する理由は、キャリアアップを狙った前向きなものから、今の職場の仕事や人間関係が不満で辞めたいというものまで色々とあります。

後者の場合は一刻も早く環境を変えたいと焦るあまり、次の転職先を決めずに退職してしまうことも少なくありません。

転職時に留意しておきたいのは、退職してから次の会社へ入社するまでの空白期間を作らないということです。

無職の期間があまり長いと、次の応募先の面接で採用担当の人間に良い印象を与えません。

特に薬剤師のような専門職の場合、仕事をしていない期間が長いと知識や技術がさびついて、現場感もなまっているのではないかと疑われてしまうこともあるようです。

また、退職して無収入の時というのは、精神的にも不安定になりがちです。

仕事を辞めてから次の職場を探すとなると、焦りから妥協する気持ちが働いてしまうでしょう。

そうなると、仕事内容や条件面で意に沿わない企業に就職してしまう、という破目に陥ってしまうかもしれません。

以上のようなことから、退職を決意したら在職中から転職先を探して、内定を貰ってから辞めるのが望ましいでしょう。

やむを得ず次の職場が決まらずに辞めるのであれば、なるべくブランクの期間を短くするようにしてください。

薬剤師が転職すべきでない時期・タイミング

逆に薬剤師が転職するのに避けるべき時期についても触れておきましょう。

2月後半から3月の転職シーズン

実はこの時期は好条件の求人が多く出回る頃で、前の項で薬剤師の転職にとっては好機と述べました。

ただこの時期は、転職活動する薬剤師の数も増加し、応募数が求人数をはるかに上回る事になります。

いわゆる買い手市場という状況で、企業側はわざわざ好待遇を用意して募集をかける必要がなくなるのです。

新卒入社が優遇される4月

昨今では通年採用が当たり前になりましたが、新卒採用に関しては相変わらず4月入社が一般的です。

どの職場でも即戦力となる中途採用者は重宝されるものですが、企業によっては新卒の薬剤師志望の学生の育成に力を入れているところもあります。

薬剤師であれば、職場が変わっても仕事の内容にさほど違いはないでしょう。

ただそれでも職場の慣習や社則など、教わることは色々とあるはずです。

人事も新卒者の社員教育に熱心なあまり、中途採用者はほったらかしにされるということもあり得ます。

できれば転職のタイミングは、新卒入社の時期を避けた方が賢明です。

今の職場の繁忙期や他の退職者の直後

「立つ鳥跡を濁さず」ではありませんが、退職する職場に迷惑をかけないよう心を配ることも大切です。

急な転職で引継ぎが間に合わず、後任の人間や会社が困るような事態は避けたいものです。

現在の職場の繁茂期や退職者が重なるようなタイミングで仕事を辞めるのは、慎んだ方が良いでしょう。

次の職場で新たな気持ちで仕事を始める上でも、円満退社を心掛けたいものです。

転職タイミングは自分次第

ここまで、薬剤師の転職に好ましい時期やタイミングについて解説しました。

これはあくまで、転職活動を有利に運ぶための目安の一つに過ぎません。

転職で一番重要なことは、自分の気持ちです。仕事の内容や職場環境に不満を抱え、「辞めたい」と感じたら、その気持ちを大切にしてください。

転職を決意した時から活動を開始するようにしましょう。

ただし、好条件に固執してだらだらと転職活動を続けても好転するとは限りません。

いつまでに転職するか、期限を決めて自分に自覚を持たせましょう。

そうすることで、逆算して今何をするべきかが、おのずと見えてきます。

まとめ

転職については、確かに好条件な求人が出やすい時期や、適した年齢などはあります。

しかしこれは転職活動を良い方向に展開させる上で、参考程度の要素として考えていただければ幸いです。

現状に満足できず精神的な負担を抱えたまま、今の仕事を続けてもスキルアップをはかることは難しいものです。

自らのキャリアとスキルをアップさせようという強い意志をもって、より納得できる環境で仕事ができるよう転職を考え、行動しましょう。


このコラムの監修者

株式会社エリメントHRC

キャリアアドバイザー

児山 亜樹(こやま あき)

都内私立大学卒業後、金融機関に入社し、金融コンサルタントとしてビジネスマン・経営層(役員クラス)に対し、運用商品の営業に従事。その後、医療業界特化のサーチファームであるエリメントHRCに転職し、現在までに1000名以上の医療従事者の転職支援を行っている。営業、専門職、医療有資格者など多岐に渡る人材をサポートし、特に看護師・放射線技師等のコメディカル人材の【病院⇒企業】への転職サポートに強みを持つ。