常勤医師と非常勤医師の違いとは?メリット・デメリットを解説

2019年01月28日

医師のコラム
常勤医師と非常勤医師どっちを選ぶ?

常勤医師と非常勤医師には、どちらにも働き方や福利厚生の面でメリット・デメリットがあります。そのため、医師としての働き方を考える際、常勤医師か非常勤医師かで多くの方が迷うことでしょう。

そこで今回は、家族や自身の生活面、金銭面や将来性などからベストな働き方を選択するために、常勤医師と非常勤医師の違いやメリット・デメリットについて解説します。

常勤医師と非常勤医師を定義する「32時間ルール」とは

常勤と非常勤の線引きとして週32時間以上の勤務をしているかというルールがあります。これは厚生労働省が2014年に医療法で定めたもので、週32時間以上の勤務をしていれば常勤医師、それ以下は非常勤医師と定義されるルールです。

常勤医師とは正職員のこと

常勤医師は勤務している病院で、一般的な社会人と同じように雇用保険に加入しボーナスを受け取り、正職員として働くことになります。それと異なり非常勤医師は病院でアルバイトとして働く医師のことであり、常勤医師とは違いいくつかの病院を掛け持ちして働いている人がいます。

常勤医師とは同じ勤務先で週32時間以上働く医師のこと

32時間ルールにも記載のとおり、厚生労働省が定めた医療法で週32時間以上働く医師が常勤医師と定義されています。常勤医師は正職員として働くため、他の病院を転々とするわけではなく同じ病院での勤務になり、中規模以上の病院であれば同じ勤務先で週5、6日働きます。

「週32時間」とは常勤換算「1人」のこと

32時間ルールは、立ち入り調査の際に病院内に必要な医師の数をカウントするために定められたものです。32時間というのは常勤換算(院内で働く人の数を常勤に換算して算出する)で1人として計算される数値になります。

労働基準法としては週40時間勤務が常勤医の通常の勤務時間となる

常勤医師として働く以上、正職員として勤務することにより厚生労働省が定めた労働基準法第32条に記載されている内容が適応されるため、週40時間、1日8時間が通常の勤務時間になります。

常勤医師のメリット・デメリット

安定性などから多くの医師が転職の際に選ぶのが常勤医師としての働き方ですが、常勤医師と非常勤医師にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
自身に合う最適な転職を実現するため、まずは常勤医師のメリット・デメリットを理解しましょう。

常勤医師のメリット

常勤医師は正職員として働くため、福利厚生が充実していることがメリットとなります。雇用継続の安心性や社会からの信用性の高さがあり、将来的に昇給や役職の付与などのキャリアアップも見込めます。

常勤医師のデメリット

対するデメリットは、拘束時間の長さ。
常勤医師は平日の休日を取れることは稀で、勤務外の時間であってもオンコールに対応しておけるようにしておかなければなりません。常に動けるような状態で居る事が求められます。

非常勤医師のメリット・デメリット

常勤医師には安定と将来性に対するメリットが多い反面、拘束時間が長いというデメリットがありました。次は非常勤医師のメリット・デメリットについて紹介します。非常勤医師は時間の融通などが利く一方で、それ相応のデメリットもあります。

非常勤医師のメリット

非常勤として働く際の一番のメリットは、時間の融通が利くことです。非常勤医師はアルバイトの枠組みになりますので、平日の休みなど自身の都合でシフトを組むことが可能になります。
さらに、非常勤医師の平均的な時給は1万円前後と時給換算をした時に常勤医師よりも給与が良いところもメリットです。

非常勤医師のデメリット

非常勤医師のデメリットとして最も大きいのが、自身で納税しなければならず、社会保険や福利厚生に適用されないため自身で健康保険や年金に加入し管理しなければいけないところです。そしてアルバイトとして働くことになるため、常勤医師と比べて社会的信用が得られにくく、住宅ローンなどを組めないこともありえます。

自身の生活スタイルに合わせた転職を考える

以上、常勤医師と非常勤医師の違いやメリット・デメリットについて解説しました。どちらの働き方にもメリット・デメリットがありますので、一度働く環境を見直し、自身に合わせた転職を考えてみてはいかがでしょうか。