医師のキャリアプランとは?年代別で考える必要なスキルを紐解く

2019年01月21日

医師のコラム
医師のキャリアプラン

医師として、そして家族を守る一人の人間として生きていく上では、明確なキャリアプランの設計が大切です。短期的なビジョンだけでなく、中期、長期のビジョンも考えて、自分にとって理想的なキャリアプランを作成してみましょう。

キャリアアップするために各年代で身につけたいスキル

医師として働き続けるには、知識や技術のスキルアップが必要不可欠です。とは言え、ただがむしゃらに経験を積むだけでなく、将来のビジョンを見据えて年代に合わせたキャリアアップを考えていくことも大切です。

20代は専門的なスキルを伸ばす

医師は6年の医学部を卒業してから研修医として2年勤務することになるため、いわゆる“医師”としての業務がスタートするのは必然的に26歳以上になります。当然まだまだ医師としては未熟です。
この時期に転職を考える方もいますが、ここで転職しても医師としてのスキルは上がりません。まずは一つの病院で医師としての専門性・技術を伸ばすことに集中しましょう。20代後半~30代前半までに専門医の資格取得を目指すといいですね。

30代では指導力やマネジメント力を培う

30代前半は20代同様、経験や実績を積んでスキルアップする時期です。そしてそれとともにどんどん入ってくる後輩医師に対する“指導力”も高めていく時期です。他の医師や看護師、その他のスタッフとの役割分担、チームとしてのマネジメント力が求められます。特に開業医を目指すのであれば、経営に関する能力も培っていかないといけません。
30代も後半になれば、開業するにも転職するにもベストなタイミングになってきます。

40代ではポストや給料を意識した転職をする

40代は医師としての知識も経験も十分になり、大きい病院になれば役職について後輩医師の指導や勤務方針などを検討する立場になるでしょう。
ポストや給料を意識して転職するのも可能です。クリニックによっては院長などのポストを用意している求人もあるので、さらに生活水準を高める転職が可能になります。

50代は自分の価値観に合う働き方を考える

50代を超えると、体力や集中力に衰えを感じ始める時期です。転職を考えるなら、自身のQOLにこだわるのもいいでしょう。給与は下がってしまうかもしれませんが、当直免除などの医療機関への転職も一つの選択肢です。自分の価値観に合う働き方を考えましょう。

転職目的や条件、スケジュールを明確にしてから転職することが大切

医師の転職理由

転職を考えるとき、理由や目的、転職先に求める条件などがあるはずです。それを明確にしておかないと、キャリアアップにはならない転職になってしまいます。
以下で具体的に説明します。

転職の目的を明確にして不満・不安を解消させる

転職を考えている医師は少なくありません。
*給料のアップを望みたい
*スキルアップしたい
*QOLを重視したい
など、一人ひとり目的は違うはずです。今の職場では何が一番不満・不安なのか、新しい職場ではどんなことを求めているのか、自分自身に向き合ってから転職に臨みましょう。
目的があいまいだと、結局同じ理由で転職を考えることになりかねません。

希望の最低条件を考えて適した勤務先を選ぶ

転職の目的を明確にしたなら、転職先に求める条件を考えましょう。
例えば、
*当直や外来・手術の頻度
*給与、ポジション
*勤務地、通勤時間
など、自分が納得できる最低限の条件を明確にしましょう。その条件に合致する医療機関を探すことで、自分に合った勤務先が見つかるはずです。

具体的なプランを立てスケジュールから逆算する

医師としてのキャリアプランを立てたなら、そのスケジュールから逆算して転職するのも大切なことです。
例えば、「40歳までに開業したい、そのためには何歳までに〇〇の技術を身に付けたいので、今はここに転職するべき」といったプランです。
今だけを考えていると、どうしてもキャリアプラン通りにいかないこともあるので、何歳にまでには転職をというプランを立て、それを目指して精進するのも大切なことです。

転職に成功するための6つのポイント

医師の3人に1人は転職経験があると言われています。一つの医療機関でキャリアを終えるのも一つの方法ではありますが、転職もキャリアアップには必要なことです。ただ闇雲に転職しても意味がありません。転職成功のためのポイントは以下の6つです。

*1. 自身のキャリアプランに沿った転職をする
*2. 家族の意向も確認する
*3. 不安や悩みを解消できる転職先を探す
*4. 転職のデメリットも知っておく
*5. 採用条件をしっかり確認する
*6. 医師の転職のプロに相談する

まとめ

医師が成長していくには転職も一つの選択肢です。まずはどういう医師になりたいのか、明確なビジョンを描きましょう。そのためにはどういったキャリアプランが望ましいのか考えます。短期的なプランだけでなく、中期、長期のプランも考えておけば、年代別で今やるべきことが分かってきますよ。

ただ理想に合った転職先があるとは限りませんし、自分一人の考えでは転職が失敗になることもあります。そんな時には医師の転職のプロに相談するのも一つの方法かもしれません。