MR(医薬情報担当者)とは

医薬情報担当者とは、MR(Medical Representatives)と呼ばれ、主な仕事は医療機関を訪問し、自社の医療用医薬品を中心とした医薬品およびその関連情報を医療関係者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師など)に提供するなど新薬の宣伝活動などを行う製薬業界での営業職にあたります。
ただし、他業界の営業職とは異なり、営業活動の中心は製品の販売促進ではなく、医薬品の適正な使用と普及を図り、使用された医薬品の有効性情報や安全性情報を収集して企業に報告し、得られた情報を正しい形で医療関係者に伝達することなどを主な仕事としています。 MRは、医療関係者と共に医療の一端を担い、社会に貢献することが求められています。

医薬情報担当者とは、医薬品の適正な使用に資するために、
医療関係者を訪問すること等により安全管理情報を収集し、提供することを主な業務として行う者をいう。
「医薬品等の製造販売後安全管理の基準に関する省令」(厚生労働省令第135号)より

MR(医薬情報担当者)になる為には

MRになるためには、まず企業が行うMR導入教育を修了し、MR認定試験の受験資格を得ることです。
「MR認定試験」を受験し、合格すると「MR認定証」が取得できます。
※MR活動を行うためMR認定証は必須ではありませんが、MR認定証の保持を必須と考える医療関係者が多いので取得しておく必要があります。

MR認定試験とは

MR認定試験とは、MR導入教育で修得した基礎学術の最低限の知識・技能を筆記テストにより確認することを主旨としており、毎年12月に実施されています。この試験に合格し、150時間以上の実務経験を修了した場合にのみ『MR認定証』が発行され、初めて一人前のMRとして認められることとなります。尚、MR認定試験の実施主旨としては、『MR導入教育で修得した知識を確認する』こととなりますので、300時間以上の導入教育を修了した方のみ受験資格が与えられることとなります。
※MR認定試験は毎年12月初旬~中旬に東京/大阪で(財団法人医薬情報担当者研修センター)によって行われます。

認定試験科目

  1. 疾病と治療―体の仕組み・病気の種類・治療法
  2. 薬理学―薬物の用量と作用の関係・毒性・作用メカニズム・耐性や習慣性・併用効果・臨床試験の方法
  3. 薬剤学―薬剤の種類・投与経路・薬物の体内動態・医薬品試験・医薬品の包装・処方と調剤・服薬指導
  4. 医薬概論―MRの任務と業務・製薬企業に倫理・MRの倫理・医薬品の定義・医薬品産業に変遷・法規
  5. PMS(医薬品の市販後調査)-再審査制度・安全性定期報告・再評価制度・副作用/感染症報告制度
  6. 添付文書―添付文書の意義と役割・添付文書の読み方

※薬剤師の方は、1.2.3.の科目が免除となりますので、「医薬概論・PMS・添付文書」のみの試験範囲になります。