女医ママの子育て事情。転職してつかんだ幸せとは?

2019年02月01日

医師のコラム
女医ママの子育て

女性のキャリア形成において、問題になってくるのが仕事と子育ての両立です。特にハードワークが基本の女医は、子育てで苦労することも多いようです。今回は、現役の女性医師にアンケートを取り、医師業と子育てとの両立について話をお聞きしました。女医ママは、育児と仕事の両立でどういった点に苦労を感じているのかご紹介します。また、子育てをしながら働いていくためのポイントや、両立に苦労する中でうれしかったエピソードについてもお届けします。

女医ママは子育ても仕事も大忙し!

子育て中の女医ママの多くが、仕事と子育ての両立に苦労を感じたことがあると回答しています。医師としての仕事はハードで、体力的にも負担が大きいはずです。そこに育児も加われば、大変なのは仕方ありません。

回答の中で多かった意見として、子育てに割ける時間がなかなか取れないというものがありました。短時間勤務であったとしても、不測の事態で勤務時間が長引いてしまうことも頻繁にあります。もっと子どもと過ごす時間が欲しいと考える女医ママは少なくないようです。また、子どもが急に体調を崩したとき、仕事を中断して保育園や幼稚園に迎えに行くのが難しいという声もみられます。すぐにほかの医師と交代できる体制が整っていればよいのですが、なかなかそうもいかないようです。

医者としての仕事に責任感を持つ方も多く、常に仕事のことが頭から離れないという意見もありました。特に、急な呼び出しもある場合はなかなか子育てに専念することはできません。また、現在、医師の数は不足しているといわれています。はやめの職場復帰を求められ、育休を満足に取れなかったという方もいました。医師の数が増える、もしくは少ない人数でも働きやすい環境にならなければ、現状を変えるのは難しいかもしれません。

子育てをしながら働き続けるためのポイント

アンケートからもわかるように、大多数の女医ママが仕事と育児の両立に悩みを抱えています。子育てしながら働き続けるためには、以下のポイントに注目してみてください。

お金で時間を買う

回答にあったように、多数の女医ママが家事や育児に割く時間が足りていません。掃除ロボットや乾燥機付き洗濯機、食器洗い機の導入で家事の負担を減らしましょう。特に忙しい時期は、家事代行サービスの利用もおすすめです。無理してひとりで家事を行おうとせず、便利な家電やサービスを活用しましょう。

周囲の人々から協力を得る

ご夫婦で協力して子育てするのはもちろん、ほかのご家族にも協力を依頼しましょう。たとえば、ご両親が近くにお住まいなら、保育園の送迎や夜勤の際の育児を頼めます。お近くに協力してもらえそうなご家族がいなければ、学童保育やベビーシッターなど、さまざまな制度を利用しましょう。

勤務形態の変更

常勤の医師として働いていると、どうしても長時間労働になりがちです。パートタイマーやアルバイトなどに勤務形態を変更し、ワークスタイルを変えてみるのもひとつの方法です。

理解のある病院へ転職

アンケートには、仕事と子育ての両立に苦労していないと答えた方も一定数存在します。両立がうまくいっている方々は、周囲のサポートが十分である、または理解のある職場に勤められているようです。現在の職場が休みを取りにくく、労働時間も長くなりがちな職場であれば、転職を検討してみてもよいかもしれません。

子育てと仕事の両立で得られたうれしいエピソード

ここでは、アンケートの回答より、子育てと仕事の両立で大変な日々が報われた、女医ママのうれしいエピソードをご紹介します。

子どもからの感謝

母親のがんばっている姿は、子どもたちにも伝わっているようです。お子さまから感謝のことばをかけられ、両立の苦労が吹き飛んだと語る女医ママが多くみられました。また、直接感謝のことばがなくとも、お子さまが笑顔で楽しい毎日を過ごしていることで報われるとの意見も多数でした。

理解のある同僚に助けられた

急な休みの取得や途中まで終えた仕事を変わってもらうときなど、同僚に負担をかけるのに気が引けるという方が多数です。口には出さないものの、非難するような態度を取ってくる同僚もいたそうです。そんな中で理解のある同僚にフォローされると、救われた気持ちになります。気遣いしてくれる同僚の存在に、うれしさを感じた女医ママも多いようです。

家族のきずなが深まった

子育てと仕事の両立は、家族との協力が不可欠です。女医ママの回答では、特にパートナーとの結束力が強まったとの意見がありました。パートナーも忙しく働いている場合、お互い育児に時間を割くのは大変ですが、ふたりで支えあっていくのが大切です。

まとめ

ただでさえ仕事内容がハードな医師。育児や家事も加わると、時間に追われる日々が続くことになります。現役の女医ママにうかがったアンケートだと、両立に苦労している方が大多数にのぼりました。

長時間勤務の医師業では、子育ての時間を作り出すのが困難です。夜間でも預けられる託児所の利用や全自動家電の導入などで時短に取り組みましょう。両立が大変でも、懸命に子どもと向き合っていけば、報われる日がきっとくるでしょう。

もちろん、育児と仕事の両立が大変なのは、女医ママ本人のみの問題ではありません。子育てをしながら働きやすい環境が整っていれば、両立も苦にならないはずです。現在の環境に限界を感じている場合は、子育てに理解がある職場へ転職するのも考えてみましょう。